特殊伐採とは?
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木を伐る仕事のひとつ
造園業
一般のご家庭の庭、公園など、さまざまな施設の屋外環境スペースの樹木を整えるために木を伐るお仕事です。
木を「きる」仕事といえば、皆さんはどんな職業を思い浮かべるでしょうか?まずは身近なところで「造園業・庭師」を思い浮かべるかもしれません。森林組合や林業を営む会社に勤務もしくは契約をしている「林務作業者」も連想しやすいと思います。
実は、その他にも木を伐る仕事があるのです。それが、濱田電工の仕事「特殊伐採」です。
林務作業
建築物・家具・工作物やパルプなどの材料となる木材用の木を伐る仕事です。
電力インフラと命を守るために木を伐る仕事
それが特殊伐採
私たちは、樹木管理・伐採のプロ、樹護士[アーボリスト]です
現代を生きる私たちにとって、電気はなくてはならないものです。その電気をさまざまな施設や住宅に送り届けるのが「電線」です。電線は道路の脇に通っています。
また、幹線道路や国道、市街地では電線の近くに街路樹が植えられていることが多いと思います。住宅地では庭木が電線と共存するように植えられている景色をよく見かけます。
何気ない日常の風景であり、むしろ樹木は電線の無機質さをカバーするために役立っています。しかし、樹木は電力インフラの供給をストップする、また大きな事故を招く危険性を孕んでいます。
木の幹や枝が電線に触れるなどの負荷をかけた場合、電力供給がストップします。時には電線が切れることで火災を招くこともあります。
その危険性のある状態を回避するために、樹木を伐採する仕事が「特殊伐採」です。
道路脇で、木を伐る作業をしている風景を見たことはありませんか?
それが特殊伐採の仕事の一例です。
電線は体中に血液を送る血管のように、日本中のあちらこちらに通っているため、この仕事のフィールドは道路に限らず山間部にも及びます。
電力インフラ以外にも、樹木が成長しすぎると危険なことがあります。1つは樹木が視界を遮ってしまうことです。街路樹が信号機や交通標識を遮ると、交通事故の発生につながります。
また、住宅地では育ち過ぎた敷地の木が台風の影響で隣家を破損してしまうこともあります。
特殊伐採の仕事は、このような事故を防ぐためにも重要な役割を果たしています。
まぎる木を伐るだけではない
樹護士[アーボリスト]
としての使命
自然環境に配慮し、作業環境を整備しながら適切に樹木を伐採する「特殊伐採」を行うための専門的な知識と技術を身につけた技術者が「樹護士 アーボリスト(Arborist)」です。
欧米ではISA(International Society of Arboriculture)が推奨する樹木管理の作業品質が常識として浸透しています。アーボリストはISAが定めた作業品質に沿って、樹木の植栽、街路樹の管理、支障木の伐採などを行っています。
日本では、ISAの提携団体としてJAA 日本アーボリスト® 協会が2008年に発足し、技術者の安全確保と技術普及に務めています。
濱田電工は、JAAの主旨に賛同、法人会員メンバーとして登録しています。
まぎる木とは
電線を妨げている樹木
視界を遮っている樹木
台風などでの倒木
隣家へ侵入している樹木
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電気工事の知識と資格が必要
仕事は電力工事関連の会社や建設会社から依頼されることが多く、一般の方にはあまり知られていないため、「濱田電工というのに木を伐っているのですか?」と驚かれることがあります。
しかし、木を伐るための技術に加えて、電気に関しての知識や安全に対して十分な配慮などが必要な仕事のため、当社のように電気工事に携わる会社が請け負う必要があります。
「特殊伐採」…文字にすると、たった4文字ですが、電力インフラを守る、生活や命を守る誇り高き仕事です。
\ 木を伐ってほしい /